インフルエンザの流行は終息しました。
流行性嘔吐下痢症(ノロウイルス、ロタウイルスなど)の流行は減少しています。
溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症、流行性耳下腺炎の患者さんは少なからずみられます。
さくまクリニックから病気の情報についてご提供いたします。
流行している病気、症状などを発信いたしますので、参考にしてください。
インフルエンザの流行は終息しました。
流行性嘔吐下痢症(ノロウイルス、ロタウイルスなど)の流行は減少しています。
溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症、流行性耳下腺炎の患者さんは少なからずみられます。
インフルエンザはみられなくなりました。高熱が出ない患者さんもいますので、悪寒、倦怠感がある場合は疑う必要があります。
感染性胃腸炎(胃腸風邪、ノロウイルスがほとんどでロタウイルスを含む)の患者様は今だにみられます。嘔吐が主で、下痢、発熱の患者さんもみられます。子供だけでなく、大人の患者さんも多くみられます。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(しょうこう熱)の患者様は減少していますが、まだ見られます。発熱、咽頭痛に継いて発疹、苺状舌が出るのが特徴ですが、全員がそのようになるとは限りません。
ヘルプアンギーナ、手足口病は、夏に流行する病気です。現在、減少しています。
咽頭結膜熱(プール熱)の患者様も減少しています。恵那で多く発症しているようです。高熱と結膜炎が特徴です。
伝染性紅斑(リンゴ病)の患者様は現在ほとんど見られません。
マイコプラズマ感染症は少数ながら見られます。肺炎にまで至っている例もあります。発熱後、しつこい咳が特徴です。
RSウイルス感染症は時々みられます。大人は鼻かぜ程度の症状ですが、1歳未満の乳児に感染すると重症化することがあります。
水痘(水ぼうそう)はたまに見えます。ワクチンが定期予防接種になってから、全体的には減少傾向です。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の患者様は少数ながら見られます。合併症として髄膜炎、睾丸炎(男子のみ)、が知られていますが、約1,000人に3名くらい起こるといわれる難聴は大変深刻な合併症です。片耳が完全に聞こえなくなる例が多くみられます。これは起こってしまうと一生回復しません。男児に起こる睾丸炎も男性不妊の主要な原因となりこれも大変重要な合併症と言えます。罹患する前にぜひともワクチンを受けていただきたいと思います。国には小児科医会から早い定期予防接種化を要請していますが、いまだに実現していません。せめて西濃地域の市町村が独自にワクチンの助成を始めてほしいと思います。