いま何がはやってる?

さくまクリニックから病気の情報についてご提供いたします。

流行している病気、症状などを発信いたしますので、参考にしてください。

今、日本国内で何が流行ってる?

国立感染研究所のホームページによると、インフルエンザの流行はほぼ終息しました。

インフルエンザの流行は終息に向かっています。今年度の特徴はAB両型が同時に発生していること、症状が比較的軽いことです。

RSウイルス感染症は、やや増加傾向です。大人に罹ると鼻かぜ程度ですが、特に1歳未満の乳児に感染があると重症化することがあります。細気管支炎と言って喘息様の咳と発熱があり、時には入院を余儀なくされる事があります。

感染性胃腸炎(胃腸風邪)ノロウイルスによるものはいまだ多くみられますが、ロタウイルスによる胃腸炎は減少しています。何度も嘔吐を繰り返す場合は、早めの来院をお勧めいたします。少しずつイオン飲料水などを飲ませて、吐かなければ様子を見れる場合もあります。吐いたものの処理をきちんとすることが大切です。ノロウイルスの感染が疑われた場合は、床などにもどしたときは、塩素系の消毒剤(家庭ではキッチンハイター)を薄めてふき取る。またはスチームアイロンを軽くかけるなどの対策が良いと思います。

溶血性連鎖球菌感染症(しょうこう熱)の患者さんは減少傾向です。症状は咽頭痛、発熱,発疹、苺状舌(苺のような赤い舌)です。感染の後で急性糸球体腎炎などの後遺症を発症することがあるので注意が必要です。       

マイコプラズマ感染症は、減少しています。微熱としつこい痰まじりの咳が特徴です。

ヘルプアンギーナは、増加しています。発熱、咽頭痛がありのどに特有の発疹がみられます。

手足口病は、減少しています。咽頭結膜熱(プール熱)の流行は減少しています。

伝染性紅斑(リンゴ病)は多くありません。潜伏期は10~20日です。潜伏期に倦怠や微熱が出ることがあるようですが全体的には軽い症状のみです。発疹が出た時にはもう人にはうつさないので、元気なら学校など休む必要はありません。妊婦さんに感染すると、流産することがあるので、免疫のない妊婦さんは気を付ける必要があります。 

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少しています。ワクチンがありますので予防できる病気です。岐阜県ではまだ多くの患者さんがみられます。

水痘(水ぼうそう)は全体には減少していますが流行はみられます。        

病気にならないためには、マスク、まめな手洗い、うがいが有効な対策と考えられます。